カナダのトルドー現首相が、2017年に、エジンバラ大学の卒業式で行なったスピーチの一部(2分間)。
彼の人柄が表れた、素晴らしいスピーチだったので、ぜひ読んでみてほしい。
小さなことを、大きな志で
卒業式の演説といえば、何かでっかいことをしなさい、というような趣旨のものがおおいけれど。
僕は,君たちに「小さいことを大きな志で」することを提案したいと思います。
小さいことというのは、例えば、10ドルを募金するとか、普段は喋らないような人にはなしかけてみるとか、母の日以外にもおかあさんに花を贈るとか、天気のいい日は車じゃなく、自転車にのるというようなことです。
10ドルは、どこかの国の女の子がノートを買って、教育を受けられる助けになるかもしれない。
価値観の違う人と話すことは、君たちのアイデンティティーを、全く別の角度から見るきっかけになるだろう。
お花をお母さんにおくれば、君たちのお母さんは、一週間がんばれる。
じゃあ,自転車にのることは?
これは,地球を救うことにつながるんだよ。
おっきいことをしなくてもいいんだ。
小さいことが,大きな変化につながるんだから。
今、君たちは、これから何をするか、いっぱい考えているかもしれない。
でもね、何をするかより、自分がどういう人間であろうとするのか、それを考えてみてほしい。
だから、ごめんなさい、ありがとう、お願いします、を言える人になろう。
人に優しく、後ろの人が来たら、ドアを開けていてあげよう。
そういう小さいことでいい。
何をするかは問題じゃない。
自分がどうあるか。
そうすれば、他のことは、後から自然についてくるだろう。
コメント
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トルドーさんの言う、小さなことをみんなが毎日できれば世界は変わる。今はまさに、そういう変化を受け入れなければならない時なのですね、たぶん。